「みやざき子ども文化センター」は、すべての子どもが人として、おとなと共にのびやかで豊かに生きられる社会を目指します。

senseikoushi

芥川 仁(あくたがわじん)さん ●美術(写真)

プロフィール
●写真家
1947年 愛媛県生まれ。現在、宮崎県在住。
1970年 法政大学社会学部二部 応用経済学科卒業
1992年 以後フリーランス写真家
写真集「輝く闇」で宮日出版文化賞受賞
(協)日本写真家ユニオン所属
(社)日本写真家協会会員

<子どもたちに伝えたいこと>
「見る」という行為は、日頃の関心の持ち方によって、それぞれ異なることを知り、その違いが個性でありお互いに尊重し合うものであることを感じてほしい。

〈授業内容〉
子どもたちの自由な発想で写真を撮り、写真の楽しさを知る。お互いの写真を見せ合うことで違いを知り、写真の読み方を学びます。

猪崎 悦子(いざきえつこ)さん ●自然環境

プロフィール

●昭和55年から、日本野鳥の会宮崎県支部幹事として野鳥保護を通した自然保護活動に従事し、現在宮崎県支部副支部長。平成2年から水源の森づくりを実践し、わくわくの森3つ目の森を綾町で植樹し、年3回の下草刈りで汗を流す副会長。

平成4年からネイチャーゲームリーダー、平成17年から日本シェアリングネイチャー協会公認インストラクターとして環境教育に従事。


 

■たちばな宮崎シェアリングネイチャーの会運営委員長

■宮崎県環境保全アドバイザー

■宮崎県環境審議会委員

■宮崎県自然環境保全審議会委員

■環境省自然公園指導員

■環境カウンセラー(市民部門)

■宮崎市緑の審議会委員


<子どもたちに伝えたいこと>

さまざまな感覚を使って自然を直接体験し、楽しみながら自然への理解と豊かな感性を育む。そんな心動かす体験をとおして自然の仕組みや自然との関わりを理解し生態系やいのちのつながりとその大切さを伝えたい。


〈授業内容〉

①学校内、学校周辺の自然を使ってのネイチャーゲーム。

②生き物を通して環境学習(野鳥観察)

伊藤 五恵(いとういつえ)さん ●美術(造形)

プロフィール
●造形作家
宮崎市生まれ
1979年 大阪芸術大学卒業、アメリカの二つの大学院で現代陶芸を学ぶ
1989年 政府留学生として、一年間おらんだにて陶芸の制作滞在
2000年 文化庁派遣在外研修員としてアメリカで陶芸の制作・研究
2005年 日本財団アジア・フェローシップ(API)として、タイで陶芸の研究

●所属団体
・国際陶芸学会(IAC)
・アメリカ陶芸教育学会(NCECA)
・日本美術建築工芸協会 (AACA)

<子どもたちに伝えたいこと>
子どもたちには、自分で考え身体を使って「カタチ」に表すことの喜びを体験してもらいたい。その喜びが「学ぶ」ということであり、その喜びや楽しさを「授業」の中で見つけてもらいたい。

〈授業内容〉
本人自らが表現する方向性を見いだせることに視点を置いた授業を行う。
※学校との打ち合わせにより陶芸または造形。

伊藤 慎一朗(いとうしんいちろう)さん ●景観

プロフィール
●一般財団法人みやざき公園協会 理事
1978年 山口市生まれ
1999年 南九州大学造園学科卒業
2003年 ハワイ州・米国立熱帯植物園でインターン修了
2005年 英国立グリニッチ大学大学院ランドスケープアーキテクチャー学課程終了後、現地ランドスケープデザイン事務所で英国内外の都市計画・景観設計プロジェクト等に携わる。
2008年より現職。
南九州大学非常勤講師、景観アドバイザー(宮崎県・宮崎市・延岡市・日向市)

委員会等
美しい宮崎づくり推進有職者会議委員
宮崎県沿道修景美化推進検討委員
宮崎市花のまちづくりコンクール審査員等

執筆
北東イングランド経済新聞
ランドスケープデザイン(マルモ出版)
宮崎日日新聞他


〈子どもたちに伝えたいこと〉
いつも意識していないものを意識して見ると、たくさんのもおが見えてきます。

〈授業内容〉
自分達が住んでいる「まち」について、良いと感じるところ、悪いと感じるところを見つけ、日ごろ歩いている通学路、遊んでいる公園がどのような場所であるかを見つめ、将来どうなれば、もっと住みたくなる「まち」になるかを考える。


岩切 邦光(いわきりくにみつ)さん ●音楽(和太鼓)

プロフィール
●橘太鼓 響座 座長
1984年頃から太鼓を始める
1990年 橘太鼓「響座」結成
1991年 平成4年に宮崎県太鼓連合を結成し「会長」に就任
     株式会社太鼓屋 代表取締役社長

<子どもたちに伝えたいこと>
和太鼓を通して、日本古来のもののすばらしさと一つの出会いを伝えたい。 宮崎の太鼓の音を伝えていきたい。

〈授業内容〉
①太鼓の演奏。②太鼓の歴史と太鼓の担ってきた役割。③太鼓の構造・作り方。④海外等での公演時の話。⑤新聞紙でバチを作る。床を太鼓に見立てて叩く。⑥グループに分かれて太鼓の演奏。(創作太鼓・祭り太鼓のリズム)

岩切 平(いわきりたいら)さん ●建築

プロフィール
●建築家
1948年 宮崎市に生まれる
1971年 名古屋工業大学建築学科卒業
1977年 福岡市に岩切平建築研究室を設立
1995年 宮崎市に建築家を中心にした「竹の会」を結成
2006年 宮崎市に建築図書館を開設

<子どもたちに伝えたいこと>
建築は技術であると同時に芸術。感性をおもんじ、感動を大事にする建築家の使命を伝えたい。

〈授業内容〉
具体的な体験(実習など)を通して、建築空間の意味を学ぶ。

大口 玲子(おおぐちりょうこ)さん ●短歌

プロフィール
●歌人(短歌)
1969年、東京生まれ。高校時代から短歌を作り始める。早稲田大学第一文学部在学中に歌誌「心の花」に入会し、佐佐木幸綱に師事。卒業後は日本語教師として、中国吉林省、東京、仙台市、福島市で外国人に日本語を教える。
東日本大震災後に宮崎に移住。
歌集に『トリサンナイタ』(若山牧水賞)、『桜の木にのぼる人』(宮日出版文化賞)、『神のパズル』など。
「宮崎日日新聞」宮日文芸短歌欄選者
牧水・短歌甲子園審査員

〈子どもたちに伝えたいこと〉
「短歌」は、自分の気持や思いを表現する日本語の詩です。ルールは「五七五七七」のリズム、それだけです。このリズムを知っていれば、誰でも短歌を作ることができます。短いけれどたくさんのことが伝えられて、古いけれど新しい気持ちをこめることだできて、ルールがあるけれどすごく自由な、不思議な詩です。短歌は古くて難しいものだと思っている人も、短い言葉の中に豊かに広がる世界を味わい。共感したり驚いたりするきっかけになればと思います。紹介する短歌の中に「この気持わかる!」というものが一首でもあることを、また「短歌って楽しい、また作ってみたい」と感じてくれる子どもが一人でもいることを願っています。

〈授業内容〉
①短歌を読んでみよう(作品を読む→乾燥やわかることを自由に話す)
②短歌って何だろう(ルール、俳句との違い、歴史など)
③短歌クイズ(穴埋め短歌)
④短歌を作ってmきよう(同じ上の句で下の句をそれぞれ作るなど)
⑤お互いの短歌を読んでみよう

桂 歌春(かつらうたはる)さん ●落語

●落語家

昭和24年9月 日向市生まれ。

昭和44年4月 西南学院大学入学。

昭和45年8月 大学在学中、落語家を志し上京。

昭和45年10月 故・桂枝太郎に入門。「桂枝八」となる。

昭和47年4月 前座になる。

昭和51年4月 二ツ目になる。

昭和54年3月 桂枝太郎一周忌を機に、桂歌丸門下に移籍。「桂歌はち」に改名

昭和60年9月 「桂歌春」で真打昇進。

昭和61年9月 第29回国立演芸場花形若手演芸新人賞銀賞。

 

<こどもたちに伝えたいこと>

落語の登場人物は温かな気持ちの持ち主ばかりです。一生懸命に生きながらも他人への思いやりを忘れません。そこで初めて笑いが生まれます。

みなさんの身の回りにも笑いの種はいっぱいあふれています。探しましょう。


〈授業内容〉

①落語一席。(約15分)

②落語について。(お話し)

③子どもたちへ事前の宿題。(自分自身や自分の身の回りで起きた面白い出来事)の発表。

④ことばのあそび。

⑤川柳をつくろう。

※上記の内容等を学校との打合わせで決定します。

木村 道子(きむらみちこ)さん ●美術(図画・造形作家)

プロフィール
●美術(図画・造形作家)
1979年生まれ。県立佐土原高校産業デザイン科、宮崎大学教育学部美術専攻卒業。2013年日向市美々津小学校の全校生徒に粘土で舟形埴輪おきよ丸の作成を指導。その後3年間、美々津の伝統的建造物保存地区にある江戸時代の家屋・旧備前屋にて「体験工房みみつ」を開く。美々津和紙を使ったワークショップなどを開催。県北を中心に、学校や家庭教育学級などへ出張ワークショップなどを行う。
2018年 第21回宮崎県海外留学賞受賞。絵画の古典技法テンペラ画を、学ぶために、イタリアへ留学。フィレンツェとサン・ジミニャーノに1年半滞在。

〈子どもたちに伝えたいこと〉
幼い頃から美術が好きでした。
もし、なんで美術が好きなの?って聞かれたら、たぶんうまくは言えないけど、好きだから好き。と言っていたと思います。
大人になって、わかってきた美術の「好き」は五感を使って、材料と出会うこと。想像したものを実際に作り出すことの喜びや驚き。表現することは楽しさと出会いに満ちています。そんな美術との出会いのきっかけを作ることができればいいな、と思っています。

〈授業内容〉
先生方と話をしながら、どのようなテーマがあるのか、どのようにして楽しい時間を作れるかを一緒に考えていきます。

熊元 城芳山(くまもとじょうほうざん)さん ●音楽(尺八)

プロフィール
●都山流尺八 竹琳軒大師範
「竹号:城芳山(ジョウホウザン)」
1952年5月 宮崎県生まれ
1974年2月 都山流尺八竹琳軒丸山城山に入門

宮崎大学獣医学化を昭和50年3月卒業、宮崎県に入庁し、平成25年定年退職
現在、各種演奏会、スクールコンサート、公民館教室、門弟育成等で活躍中

都山流尺八宮崎県支部長
三曲会幹事長
宮崎市芸術文化連盟幹事等

〈こどもたちに伝えたいこと〉
●日本の優れた伝統文化の一つである方角の素晴らしさを尺八を通して触れていただき興味を持っていただきたい。●日本古来の楽器「尺八」について、その特徴を学習していただきたい。●尺八の持つ音色、演奏方法について関心を持っていただきたい。●接することの少ない尺八との出会いを、子どもたちの良い体験の機会としたい。

〈授業内容〉
日本の伝統文化としての尺八の歴史、由来、尺八の構造、材質等を学ぶ。●尺八に実際触れてみて、音の出し方を学び、吹奏体験を行う。●簡単な尺八演奏を行うとともに、「春の海」等の特徴的な尺八演奏を鑑賞する。

後藤 麻夫(ごとうあさお)さん ●美術(立体造型)

プロフィール
●立体造型作家
1962年 宮崎市生まれ。
     日大芸術学部映画学科卒。
1990年 渡米。その後7年間ハリウッドの大小様々な映画作りに参加。
帰郷後、綾町に自宅兼工房を開設、フリーの立体造型家として活躍中。
2007年 田野児童センター館長
宮崎総合博物館の常設スペースで恐竜やアンモナイトの模型を展示中
綾町の綾てるは図書館にジオラマ模型が展示してあります。

<子どもたちに伝えたいこと>
自分の手でいろいろなモノを作り、自分を表現する事はとても楽しくてワクワクします。今の子どもたちはそういうモノを作り出す楽しさに接する機会が少なくなっている気がします。モノ作りを通して子供達が自分自身を見つめ直したり、再発見する機会になってくれると嬉しいです。

〈授業内容〉
映画製作の話を中心とした体験談と物を作る楽しさを体験する実演、実技。
(粘土を使っての制作など)

小牧 宗芳(こまきそうほう)さん ●茶道

プロフィール
●茶道裏千家教授
宮崎県北諸県郡三股町出身
宮崎市在住
茶道歴 43年
宮崎公立大学茶道部指導講師

〈こどもたちに伝えたいこと〉
茶道とはどのようなものかを知ってもらいたい。茶道の中には人の生き方や考え方に対する指針・ヒントそして日常生活に役立つ知識や知恵がちりばめられています。子どもたちには最も大切な挨拶の仕方や感謝の気持ち・物を大切にすることを学んでもらいたい。

〈授業内容〉
①茶道の歴史、茶道の精神。(四規=和敬清寂、利休七則)②DVD「お茶会に招かれて」20分。③挨拶の仕方(礼法)=真・行・草を学ぶ。④点前デモンストレーション。⑤茶道体験。お菓子のいただき方・お茶のいただき方、お茶の点て方を学ぶ。各自点てたお茶を運び、それを客(友達)に飲んでもらい感想を聞く。(数が多い場合はグループに分かれて行う)

瀬戸口 隆(せとぐちたかし)さん ●気象

プロフィール
●気象予報士・防災士
宮崎大学工学部卒業
(財)日本気象協会勤務
気象予測・気象システム開発・気象キャスター
(UMKテレビ宮崎・NHK鹿児島・FBS福岡放送)

ボランティア活動
日本赤十字救急法・幼児安全法指導員
宮崎県防災士ネットワーク/SVCみやざき
気象情報の普及啓蒙など

〈子どもたちに伝えたいこと〉
気象予報やメディアでの経験から、学校教育・TV・ラジオで学ぶ気象や防災について、身近により深く理解してもらいたい。また、日々の自然のへんかについても楽しみながら、好奇心を持って気象のもつ情報を活用してもらいたい。

〈授業内容〉
・実験や動画などを活用し、見えない気象現象をぐた的に知る。
・参加型の授業とし、みんなで考えて進めていく。
・天気図や気象レーダー・災害情報などを理解し、テレビの天気予報や気象庁
 ホームページの見方・活用法を学ぶ。
・自分でこれからの天気を予想し発表する。

薗田 潤子(そのだじゅんこ)さん ●キャリア教育国語(ことば)

プロフィール
●フリーアナウンサー
MRTラジオのパーソナリティーとして「サンデーラジオ大学」「潤子の素敵に朝」などを担当
語りのユニット「宵がたり」を結成。宮崎で公演活動を続けている

〈こどもたちに伝えたいこと〉
私たちは言葉で考え、言葉で人とのコミュニケーションをはかります。言葉は大きな力を持っています。その大切さを知り、その不思議や魅力を感じてほしい。声に出して本を読むことを楽しみながら、言葉への感性を高めていきましょう。

〈授業内容〉
声の声の出し方、日本語の特徴をふまえた発音の仕方を学び、実際に本を読む。グループごとに作品の分かち読み。群読などを練習し、発表してもらう。【言葉の大切さ→発生・発音→アナウンス入門→朗読→グループごとの作品づくり→発表→合評】

土田 浩(つちだひろし)さん ●音楽(チェロ)

プロフィール
●チェリスト・指揮者
1983年 東京音楽大学卒業。チェロを三木敬之、苅田雅治に、室内楽を掘了介、松本善三氏に師事。
卒業後、東京シティフィル、東京交響楽団等で活動する。
1987年 ザルツブルグ夏期国際アカデミーを受講しチェロをA・ヤニグロ氏に指導を受けデュプロマを取得する。
1989年 帰宮後、九州交響楽団等の客員等、数多くの演奏会に出演すると共に、指揮者としても軒内外で幅広い演奏活動を行っている。
平成22年度宮崎市芸術文化連盟芸術文化奨励賞受賞。
平成27年度宮崎銀行ふるさと振興助成事業「文化芸術部門」助成受賞。
現在、平成音楽大学講師、みやざきチェロ協会会長、宮崎ラウルス音楽協会会長、宮崎ジュニアオーケストラ常任指揮者、(公社)日本アマチュアオーケストラ連盟理事。

〈こどもたちに伝えたいこと〉
音楽の持つ力と素晴らしさを、チェロの生演奏を通して味わってもらう。また、チェロの体験演奏を通して楽器の演奏の難しさと、倒しさを実感してもらう。

〈授業内容〉
①チェロの演奏。
②楽器の構造を質問形式で説明する。
③チェロの演奏と感想の発表。
④チェロの体験演奏。
⑤体験中の演奏者に指揮もしてみる。

中川 美香(なかがわみか)さん ●キャリア教育国語(文章)

プロフィール
●新聞記者
宮崎日日新聞論説委員・生活文化部部長
都城市生まれ。神戸市立外国語大卒業
1993年に記者になり報道部、日南支社、文化部、論説委員会で取材、執筆を続ける。
出産・育児についての連載「ハロー!!ベイビーズ 双子育児で見えたもの」は単行本化された。
「宮日こども新聞」創刊チームのメンバー(担当デスク)。

〈こどもたちに伝えたいこと〉
文章には「思い」が詰まっているということです。新聞も人が人に取材して作るものだから、人の「思い」がたくさん入っています。戦争をなくしたいという「思い」、地域を元気にしたいという「思い」、自然を守りたいという「思い」・・・。新聞記事を通して人の思いを知ろう。そして記者体験を通じて「思い」を表現してみよう。「書く」のが苦手な人も、「聞く」「読む」を大切にすればどんど書けるはず。また、互いの「思い」を分かり合うことができれば、仲間外れや争いごともなくなっていくはずです。

〈授業内容〉
①講義 新聞記事に込められた「思い」
②体験!記者会見
 班ごとに新聞名と代表記者を決め、記者会見を体験。
 その後、班ごとに編集会議をして模造紙に記事を書く。
③記事発表!
④講評・まとめ。

長友 裕子(ながともひろこ)さん ●美術(絵画)

プロフィール
●美術家(絵画・インスタレーション・書道・パフォーマンス)
武蔵野美術大学油絵科卒業

1995年より横浜で絵画造形教室指導、主宰。
バリアフリー・アートを目指し活動を続ける。
1999年 宮崎へ拠点を移し、ノイエアートスペース設立。
2010年 アメリカ・シアトルへ移住。

現在は現地の私立幼少中高一貫校にて、グラフィックデザイナーとして勤務。同時に、日本語で教える小中高では国語教員として勤務。小中学生向けアートクラスも主宰。イラストレーターとしても活動。絵本も日本とアメリカで発売中。

<子どもたちに伝えたいこと>
とにかく自分の目や耳や手、体、そして感覚すべてをフルに使うこと。対象物があれば、それを観察し、何かを想像して描く・作るのならば、自分の考えを限定しないで伸びやかにイメージを広げてみること。描いたり作ったりしている中で、絶対に何かを発見するはず。アートはひとりひとりが感じる''違い''を形にしていく楽しい作業です。思う存分楽しく描く/作るには、人がなんと言おうと最後まで自分のやり方で行くこと。自分の気持に素直に気持ちよく、丁寧に制作しよう。

〈授業内容〉
その時々でテーマや狙い、対象物どは変わります。もし、学校あらご要望があればそのテーマに沿って内容を考えます。普段の美術・図工とはちょっと違う素材を使ったり、違うアプローチをしたりして、生徒にアートの楽しさと再発見してもらえる機会となればと思います。
導入→制作→(作品についての説明・発表)→まとめ

永山 智行(ながやまともゆき)さん ●演劇

プロフィール
●激作家・演出家
1967年都城市生まれ
三股町と門川町の二つの文化会館を拠点に活動する劇団こふく劇場代表

<子どもたちに伝えたいこと>
「わたし」が生きていけるのは、「わたしではない人」がまわりに生きていてくれるからです。そんな風に、「わたし」と「わたしではない人」を結ぶのが、毎日何気なく使っている「話しことば」なのです。この授業をきっかけに、「わたし」なりの楽しい「話しことば」をそれぞれ発見してくれたら嬉しいです。

〈授業内容〉
体と言葉を使ったいろいろな遊びを通して、他者とのコミュニケーションの困難さや喜びを体験する。
コミュニケーションの手段である話し言葉について知るとともに個性を生かしたコミュニケーションのあり方を探る。

野元 大作(のもとだいさく)さん ●盆栽作家

プロフィール
●盆栽作家
1976年生まれ。18歳の時、愛知県安城市の「樹八園」に入門し、5年間の修業をスタート。そして、1999年に修行を終え宮崎へ。それと同時にアメリカでのワークショップやデモンストレーションを始める。2004年に手掛けた黒松が盆栽界最高峰の「国風展」にて最高賞「国風賞」を受賞。2015年日本小品盆栽組合常任理事兼九州市部長に就任。この年から毎年、アメリカやベルギー、ミラノなど海外にデモンストレーターとして招かれている。
2018年盆栽作家の技術などを競う「第44回日本盆栽作風展」にて小品盆栽部門最高の「日本盆栽作風展組織委員長賞」を受賞。

〈子どもたちに伝えたいこと〉
日本伝統文化の「盆栽」を通じて、盆栽の歴史や鑑賞の心得、植物との触れ合いを伝えて活きたい。また、世界共通語として広がっている「BONSAI」の今を伝えていきたい。

〈授業内容〉
盆栽の起源や歴史をつたえ、いくつか盆栽現物を持っていき、どの様に盆栽を創りあげていくのかを知って欲しい。また手軽に作れる「こけ玉」を作り、実際に触れ、鑑賞する意味を伝えたい。

服部 央(はっとりひさし)さん ●音楽(パーカッション)

プロフィール
●音楽家
宮崎市生まれ。
ヤマハポピュラーミュージックスクールのドラム講師のほかに宮崎シティフィルハーモニー管弦楽団、鑑賞教室などポピュラー、クラシックのジャンルを超えたドラム、パーカッション奏者として県内で広く活躍している。

<子どもたちに伝えたいこと>
パーカッションを通じてリズムの楽しさ、音楽のおもしろさを感じてほしい。(人の前に出て、自分をさらけ出す喜びを見いだす)

〈授業内容〉
●手拍子、足拍子を使って、リズムアンサンブルの発表。
●小物パーカッションを使ってドラムサークルで盛り上がり、リズムケーション(リズムでの掛け合い)を作り上げる。

東 由子(ひがしよしこ)さん ●音楽(歌唱)

プロフィール
●音楽(歌唱)
・ソプラノ歌手。南九州大学子ども発達学科音楽非常勤講師
・都城市生まれ。
東京芸術大学卒業、同大学院修了。1988年~1990年 ウィーン留学。
 帰国後は都城に住み、宮崎県内外、東京等で音楽活動を行っている。
 県内の80校以上の学校でコンサート。1996年第1回ロシヤ歌曲賞受賞。
 2000年CD「ちにれ ちにれ~世界の子守歌」リリース(制作:ジョイナス)。
・苦手なことの多かった私は、自分の好きな、そして条件の許された声楽を選んで学び、
 今仕事として 続けています。学びを深めるほどに、人の心の成長と健康にとっての
 歌の大切さを感じています。

〈子どもたちに伝えたいこと〉
・声を出すことは、日常でも非常時においてもコミュニケーションの大事な手段。
・一人一人が自分の身体を使って出る声の幅広い可能性を知り、自信を持ってほしい。
・歌は言葉と音楽というそれぞれに強力な表現方法が1つになったもので、
 これを自分の身体を楽器として使い歌う。
・各曲(主に共通教材)の持っている深い魅力と意味を知り感じる。
・歌をじっくりと聴くことは、心を拡げ、自分とそして相手の心に向き合うこと。

〈授業内容〉
①声の出し方練習
②本日とり上げる曲(主に共通教材)の詩と音楽をそれぞれに群読と母音唱で味わってみる
③歌として歌う
④2つ以上のグループに分け、歌を聴き合う
⑤全員合唱(斉唱)

村上 由宇月(むらかみゆうづき)さん ●音楽(津軽三味線)

プロフィール
●村上三絃道 三代目家元
宮崎市生まれ、宮崎市在住。令和元年8月に3代目家元を継承。村上三絃道二代目家元の長女として生まれ、津軽三味線・民謡・太鼓の英才教育を受け育つ。国内はもとより、中国、台湾、ドイツ、イタリア、ニューヨークなどでの海外公演や、1000校を超える、学校公園に出演。埋もれた民謡や伝統音楽を掘り起こし、継承・保存に勤めながら、様々なジャンルとのコラボレーションを行うなど、新しい音楽の世界とつなぐ役割をしている。現在はMRTラジオ「由宇月と一緒に行ってみんよう♪」のパーソナリティとしても活躍中。

<子どもたちに伝えたいこと>
「三味線」の演奏を目の前で聞いて、聞いていただき、「音」を感じ、実際に「見て」「体験」をすることで、新しい発見や挑戦することの喜びを感じていただけたらと思っています。三味線を弾く姿勢、体の使い方を学ぶことで集中力を高め、「自分自身のできる力」「出来た実感」を味わっていただく時間になります。
一緒に「三味線」を楽しみましょう!

〈授業内容〉
①三味線の模範演奏。
②三味線を弾けるようになるための「6つの約束」。
③ペアで「体験」「サポート」役割を交換しながら助け合って学ぼう。
④全員で演奏。
⑤質問、感想タイム。
「立腰」「呼吸法」「言葉」の力を使って全員が出来る喜びを味わいます。
日常にも取り入れていただきたい技法がたくさん登場する、三味線授業です。

みのわ そうへいさん ●コンテンポラリーダンス

プロフィール

●振付家・ダンサー・アートプロデューサー

1986年3月19日 宮崎市生まれ

宮崎大学入学後に出会った学校体育の創作ダンスに魅了され、ダンスの世界へ

2006年 「んまつーポス」を結成し、国内外で活動

2008年 「NPO法人MIYAZAKI C-DANCE CENTER」を設立し、代表理事を務める

2010年 文部科学省・文化庁の派遣芸術家として学校でのダンスワークショップを数多く行う

2013年 「きらきらアート保育園」の設立に携わり、アートプロデューサーを務める

2014年 県内の子どもたちに年一回の芸術体験を目指す「みやざき子ども芸術推進連絡協議会」を立ち上げる

 

<子どもたちに伝えたいこと>

僕が踊るダンスはコンテンポラリーダンスと言います。学校文化でいうところの「創作ダンス」です。今の気持ちや想いからオリジナル作品を創ります。そうしてできた作品を、宮崎だけでなく日本中、世界中で踊っています。みんなに、不思議な名前のダンスだけど面白いなと思ってもらえたら、僕は最高にハッピーです。


〈授業内容〉

●1時間目 ダンスについて考える時間。(ダンスってどんな仕事?)

●2時間面 ダンスをちょっと楽しむ時間。(コンテンポラリーダンスって何?)

八代 光晃子(やつしろこうこうし)さん ●国語(詩吟)

プロフィール
●淡窓伝光霊流宮崎詩道会大師範
10歳より詩吟を父に学ぶ。
昭和50年度(少年の部)・昭和60年度(青年の部)(財)日本吟剣詩舞振興会主催全国吟詠コンクール決勝大会優勝
平成13年度 (財)日本吟剣詩舞振興会公認"少壮吟士,,となる
日本コロムビア吟詠音楽界理事
現在、県内10数カ所にて指導中

<子どもたちに伝えたいこと>
●日本の伝統芸術である"詩吟,,とは何かを文学的な要素と音楽的な要素の両面から楽しむ。
●漢詩の読み方、漢詩に込められた先達の思いに触れてみる。

〈授業内容〉
①詩吟の素材・誕生について
②漢詩(白文)の読み下し方について
③漢詩の内容について(解釈及び鑑賞)
④詩吟朗詠(実際に吟じてみる)
⑤詩吟の利点について

山崎 晴子(やまさきはるこ)さん ●美術

プロフィール
●美術
絵画作家・絵画教室主宰
1981年 宮崎市生まれ
2005年 宮崎大学院教育学研究を修了。
     同大学・大学院の6年間で美術教育と絵画制作を学び、
     以降絵画制作と県内外での発表を続ける。
2013年 宮崎市で子ども絵画教室「アトリエえふで」を開く。
現 在  絵画教室や専門学校の美術講師をしながら絵画制作に
     取り組んでいる。

〈子どもたちに伝えたいこと〉
作品を完成させることの喜びもありますが、きっとその過程で例えば絵の具が混ざって思いがけない色になったり滲んで美しい模様になったりしたときにも、わあっと声をあげたくなるような楽しさがあると思います。そういった発見をしながら、それぞれが思い描く世界を作り上げてくれたらうれしいです。

〈授業内容〉
絵の具をはじめとする画材でエを描くことや、様々なソイ剤を使った工作など、学年に合わせて内容を考えます。